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この物語は「40代で未婚の男性が4年後に結婚する確率は3%(所説アリ)」というこの絶望的な数字を打破するべく、「ウルトラマンジード」の星雲荘の仲間たちのように、運命をひっくり返そうと抗い続ける、冴えない40代男の物語
・・・なーんて書いてますけど、要は結婚し損ねているオッサンがバタバタしている話です。(笑)
前回の話を読まれる方はコチラ。
あら、これはどがん話やろか?最初から読んでみゅうかね?って方は⇨コチラ。
エルサさん12年ぶりに再会することになったヘル兄R。
そして迎えた再会する日。
会う日に設定していた前々日は台風が接近したのだが、予報より幾分は早めに通過し、その日は天気も回復。
連絡があってから何度か連絡したのだけれど、その間、エルサさんの要望は変わる。w
滝が見たい⇨避暑地に行きたい⇨やっぱり滝が見たい
・・・と紆余曲折した結果・・・
湖を見たい。
・・・となった。w
私は、特に行く場所にはこだわりがなかったので、エルサさんの要望に応じたのでした。
待ち合わせの場所には時間より少し早く到着したが、エルサさんも同じくらいの時間に到着する。
久々に顔を合わせるがどんな感じなのだろう。
たった1回しか会ってないけど、顔はわかるだろうか?
しかもお互いマスクしてるしねー。
あー、緊張するよー!!
(;’∀’)
そしてご対面。
顔を合わせするも・・・
私・エルサさん「お、お久しぶりです・・・。」
それ以外、お互い言葉があまり出てこない。w
私『アレ、イメージと違うと思われてないか?なんせもう50近いから「オッサンだ」とか思われてるだろな・・・ってかこういう時って何から喋ったらいい?』(心の声)
(;’∀’)
・・・と思いながら、私の会話スキルの引き出しを片っ端から開けまくった結果、取り出した言葉は・・・
私「いい天気だね?」
こんな言葉しか出ないとは・・・我ながら、情けない
しかし、エルサさんは笑うのでした。
エルサさん「12年前とおんなじ、また天気の話からだ。w」
私「え?よく覚えてるね?もしかして合わせてる?」
エルサさん「そんなことないですよ。」
とにかく、なんとか場は解せたかな。w
(;´∀`)
待ち合わせ場所からは、車一台で目的地まで行く事になり、話し合った結果、車はエルサさんの車で運転は私。座る位置は念のためにエルサさんは後部座席に座り、ソーシャルディスタンスを保ち、もちろんマスクは装着する。
車で向かうは長崎県の県央地区にある某湖。
目的地までの道のりは時間短縮のため高速を使う事にした。
エルサさんの車を運転する私。
他人の車の運転はちょっと緊張する。
「事故がないように」ってのもあるのだけど、同乗している方が不快にならないようにしないと、何気に気を遣う。
車内で何を話したかはちょっと緊張もあってか殆ど覚えてないけれど・・・
あまり会話はなかったような気がする。w
車内から見える景色から色々とつまむように話題にして喋るような感じ。
会話が少ないからか、その分色んな部分に目が行ってしまうものです。
車の中っていうのはその持ち主の生活感がでる。
エルサさんの車の車内にある、香り、小物、車内BGM、チャイルドシート、車の走行距離、仕事で配っていると思われるパンフレット、ダッシュボードに無造作に置かれたボールペン等・・・
会ってから12年。
あれからエルサさんはいろいろと頑張ってるんだなと、言葉を交わさずとも感じられた。
それに比べて私ときたら・・・
頑張った実績はフルマラソンを走れる体力がついたことだけかもしれん。w
(+_+)
「久々に会う人物には刺激をうける」と何かで見たことがあります。
私は今回既にいろいろと受けていますが・・・
エルサさんにとって私は・・・
なんて思っているうちに、目的地に到着。
ぎこちない雰囲気を引きずったまま、湖畔へと足を運ぶ二人なのでした。
つづく。
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