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ROUND12のつづきです。
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10km地点を通過したヘル兄R。
実はこの辺りに来て、結構調子上がって来てたのでした。
私は走り始めてから数キロ走ったあたりから調子が乗ってくるタイプなので、脚は鈍足なれど力を発揮するのはこれからなのです。
しかし周辺を見渡すと・・・
やはり最後尾車が迫っているからか、歩いている方が増え始めている。
しかも「いかにも走れる」感じの人も歩いている。
それがこの最後尾車という物の存在を意味してるような気がしました。
それでも、走り続ける私。
だってやっと調子が上がって来たのに、ここで止めるのは・・・
なんか嫌だったのです。w
しばらく走って進んでいると、前の方に・・・
あれは・・・
ボバさんだ!!
すかさず声をかけるも、どうやら体調が思わしくなく調子が上がらないようで、結構きつそうな様子。
私はまだ走ろうと思ったら・・・
ボバさんが意外な言葉で呼び止める。
「もうダメですよ、「アレ」が真後ろにいるなら、あきらめるしかないです。」
そう、その「アレ」とは・・・
最後尾車
の事である。
確かに私たちの周りでも、ひとり、またひとりと、走る足を止めて歩くランナーが多くなっていく。
私もボバさんのブログで、この最後尾車が「どのようなものなのか」を私も知っていたはずだったけれど・・・
これほどまでに絶望的な存在だったとは・・・。
(;’∀’)
11km手前。
ときおり沿道の声援に応えながらも、ハイタッチをしながらも徐々にスピードを落としていく私とボバさん。
そんな私たちを左側を最後尾車が通り抜けていく・・・
これで、終わりか・・・
11k地点を通過。
ついに私は走るの足を止めたのでした・・・。
すると、また後ろからアナウンスが聞こえてくる。
アレ?最後尾車両はもう通過したはずでは・・・?
するとアナウンスをしながらゆっくり走る車両が1台。
実は・・・
真の最後尾車(以下、真最後尾車)というべき、存在がいるのです。
その真最後尾車は・・・
コチラ!!
この真最後尾車ですが・・・
言葉が荒い。ww
男性の結構ぶっきらぼうな声で
「歩道に上がりなさい~、車道を走るのをやめなさい~。」
と、まだあきらめきれないランナーに、とどめとなる競技中止勧告をテープではなく「地声」で告げる役目である。
そしてそれでも歩道に上がらないランナーには、さらに厳しい口調で注意することも。
しかしちゃんと「ランナーの皆さん、お疲れさまでした。」とねぎらいの言葉も忘れない。
大事な役目ですね。
(^-^)
そして、この時知ったのだけれど、例え競技中止になったとしても「ゼッケンを外して自力でゴールまで向かうのはOK」なのだそうな。
だからなのか、後続から走って歩いている我々を追い抜く方も結構いるのでした。
私も余力があったが、そもそもこの状況を打破するような走力は持ち合わせていない・・・
ヘル兄R、フルマラソン2回目の敗北となったのでした。
(´;ω;`)
つづく。
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