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ROUND10の続きです。
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今回はレースの最後まで書いていきます。
35km地点を通過したヘル兄ではあるが、走ろうと試みても右膝の痛みで走れない状況だった。
それでも歩いて進むことを望みに賭け、脚を前に進めていく。
第13給水所に到着。
ここではスポーツドリンクを飲んで、水は右膝にかけて冷却を試みる。
そして・・・
チョコレートを食べて栄養補給。
この付近で・・・
ボバさんが後ろから追いついて来られました!
(当日の衣装はR2-D2をイメージした衣装です。)
少し会話を交わすも、やはり足の調子が悪く思ったより走れないとのことで、苦戦されている様子。
しかしボバさんはまだ走れるとのことで、先に行っていただきました。
そしてここで最も恐れていたことが起きる。
6時間30分のペースランナー(以下ペースランナー)に追い抜かれてしまったのだ。
以降、ボバさんとペースランナーの背中を見ながら前に進むことになります。
このあたりから、桜並木のコースに入っていきます。
ここで花が咲いている木を見かけるが・・・
これが桜なのか梅なのかを確認する余裕は既に私にはなかったのでした。
そしてこのあたりになって来た時に、私が再生していたiTunesのプレイリストがチョイスした曲はというと・・・
石川智晶さんの「もう何も怖くない、怖くはない」
この曲は「劇場版 機動戦士ガンダムOO -A wakening of the Trailblazer-」の最終決戦の途中で流れる挿入歌なのです。
この曲が流れる劇中のシーンは、一部登場人物や名もなきMSパイロットが命を落としていく場面が多く、個人的には映画のこのシーンを思い出すだけでも涙目になってしまうのですが、この時の私の周りでは一人また一人と周りを走っていたランナー足をとめたり、沿道に座り込んでしまったりといった場面がみられるようになっていくのでした。
私のiTunesよ、なんて時になんて曲を流すのだ。w
この時の私は曲の効果もあいまって、かなり涙目。
(´;ω;`)
よかったよマスクをしておいて。
ここでも太鼓演奏の激励が。
勇壮な太鼓の音色が、例え走れなくとも背中を押してくれる。
第14給水所に到着。
写真には撮りませんでしたが、ここでは小城羊羹を貰いました。
・・・が!!
「あと○○秒で関門閉鎖します!!」
・・・と声が聞こえる!
マズい!!
ここで私は思い切って走ることを決断。
その結果、ほんの数十メートルですが走って、なんとか第8関門を突破する。
しかし、第8関門通過時の走りがトドメとなって、この時は歩きですら右膝の痛みがかなり大きくなってしまい、ホントに走れなくなってしまったのでした。
このあたりになると、もう歩きのランナーが多くなってきました。
しかし、みなさん諦めず進んでいる様子です。
今年もやってました!バンド演奏による応援。
いつも同じバンドなのかはわかりませんが、このスペースでいつも演奏による応援をしてくれています。
この方々を見ないとこのコースに入った気がしません、いや、ホントに。w
数メートル先には、ペースランナーが走っています。
このペースランナーと風船に追いつけそうで追いつけない。
このあたりになると、沿道の応援の方もまた増え始め「頑張って!」と声を掛けられるが、ホントに走ることすらままならない。
情けなくてまた涙目になる私。
(´;ω;`)
第15給水所に到着。
水分と塩飴を補給します。
おお、今年はこの応援エリアがまだあった!!
2018年大会の際には、もうここのスタッフは撤収していたのだけれど、今回はまだ声援を送ってくれている。
本当にありがたい。
40km地点を通過。
ここを通過すると同時に、先を走っていたランナーが急にペースを上げて動き始めた。
ああ・・・そうか、もうそんな時間なのか・・・。
私が第9関門に到着したのは、関門が閉鎖されて2分後の事でした。
ヘル兄、またも第9関門で散る・・・!!
(´;ω;`)
つづく。
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